仕事効率劇的アップ!「自律神経」を整える習慣ベスト5
明日から実践してみよう。
②身支度を慌てずに行う
我が家の玄関ドアの内側には、1枚のメモが貼ってあります。そこには、こう書かれています。
「サケトカメ」
酒と亀ではありませんよ。
「財布、携帯電話、時計、鍵、名刺」の頭文字で、私にとって絶対に忘れてはいけないものばかりです。家を出る前にこのメモを見て、一つひとつ鞄の中やポケットにちゃんと入っているかどうか確認するのが日課になっています。途中で忘れ物に気づいて引き返すのは最もムダな時間ですし、そのことでイライラしてしまうこと自体がとても嫌なのです。このメモは、ドアに貼り付けてこそ意味があります。
忘れ物を防ぐという意味では、身支度する部屋に貼っておくのでもいいでしょう。でも、ドアにこだわるのは、それが家と外の切り替わりポイントだからです。内側の世界から外側の世界に出るとき、私たちは無意識のうちに緊張し、どうしても動作が速くなります。靴を履いてドアを開けて、そのままドドドと外の世界に出ていくことで、せっかく整えた自律神経が乱れてしまいます。そこで、あえてメモをチェックすることで、一息入れているわけです。ですから、「忘れ物チェックはもっと早く、身支度をする部屋でやっておきたい」という人は、別のメモでもいいでしょう。
自分が心落ち着くような詩の一節でもいいし、「3回、深呼吸してから出かけよう」「ゆっくり、ゆっくり」などと書いておいてもいいかもしれません。大事なのは、外に出る前の玄関で一息つくこと。ゆったりとした気持ちでドアを開け、そのペースを外に出ても崩さないこと。本来、1日の時間はすべてあなたの時間。終始、あなたにとっていいペースにコントロールしていきましょう。